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初心者必見!電車線張替工事の流れをご紹介

こんにちは!三重県四日市市に拠点を構え、愛知県名古屋市など東海三県の電車線工事・鉄道電気工事などを行っている名泗架線工事株式会社です。
電車は電車線から車両の屋根に取りつけたパンタグラフを通じて、モーターに供給される電気を使って走行しています。
常にパンタグラフと接触している電車線は、経年によって生じる摩耗・劣化の工事を定期的に行い故障などを防いでいるのです。
今回は電車線張替工事の流れをご紹介します。

事前準備

名泗電車
電車線張替工事は主に夜間作業で、限られた時間を効率的に使うため事前準備をしっかり行います。
現場で使う必要な工具や部品は、線路内に放置したままにすると列車の遅れや事故につながるため、数を確認した上で持ち込み・持ち出すことが大切です。
工事に入る前は工程を細かく確認し、注意喚起・危険予知の行動目標を共有します。
作業は始発列車までに終える必要があるため、ミスや作業手順など不備のないようにします。

架線の張替作業

現場へは車道も軌道も走行できる架線自動車を使って張替作業を行います。
作業は摩耗した旧線をゆるめて取り外し、ドラムに巻きつけた新線を各架線自動車の上部に取りつけ真っ直ぐに張り上げることが大切です。
機材で圧縮して既存線につなぎ、旧線に沿わせながら新線を這わせて仮止めし、順に旧線を外しながら同時に新線の張替工事を行います。
全て新線を張り終えたら、仮止めした旧線をドラムに巻き取り完全に撤去して完了です。

作業時の注意点

作業は夜間のため沿線にお住いの方へ迷惑とならないよう、作業時の騒音や話し声を抑える必要があります。
また、架線自動車を移動する合図もトランシーバーで行うため、現場は話し声ひとつ漏れない緊張した状態が保たれています。
作業は一定区間ごとに、新旧2つの線を手作業で素早く張り替えなければなりません。
旧線の巻き取りは終わり部分をしっかり固定しなければ、巻いている線が暴れて切断面でケガをするため注意が必要です。

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