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1ミリ単位でチェック!深夜に行う架線設備の維持管理

こんにちは!三重県四日市市の本社を拠点に、鉄道電気工事・電車線工事・電気工事を手掛ける名泗架線工事株式会社です。
鉄道は人や物を安全かつ安定して輸送する必要があるため、運行中あるいは深夜に設備の維持管理が行われています。
現場では専門的な知識を有する資格者が、入念に劣化や損傷部分、わずかな違和感を調べ補修しているのです。
そこで今回は、1ミリ単位でチェックする深夜に行う架線設備の維持管理についてご紹介します。

架線の劣化原因

夜
架線の劣化は物理的・電気的な要因による摩耗で劣化していきます。
物理的な要因は架線の重さでたわみが生じ、強い力でパンタグラフを擦ることです。
レールがカーブするときは、パンタグラフが傾斜して片側のみが摩耗し、電車の発車・加速・停止時などには強い圧力がかかります。
電気的な要因には、電車を発車するとき・加速するとき、止まるときなど、電気を入れたときに流れる電流によっても摩耗します。

架線の点検

架線の点検は終電後の深夜、電気メンテナンスのプロが至近距離検査などを行い、架線設備などさまざまなパーツの状態を確認します。
前述の通り架線は電車が走行している間、常にパンタグラフと接しているため接触部分が少しずつ減ります。
この減り具合を定期的に点検し、一定値になる前に取り替えるように管理しなければなりません。
架線の目視点検では、減りのあった部分を1ミリ単位で発見、測定器で測って記録します。

電気部の点検修理

鉄道の架線には警報装置がないため、ミスがあっても工場などの機械システムのようにエラーを知らせることはありません。
少しのミスであっても、電車の生命線となる電気の流れを止める可能性のある大きな責任を伴う仕事です。
そのため、日々の点検をはじめ、架線の張り替えや付属部品の修理・交換作業は気が抜けません。
限られた時間の中、電気工事士としての知識に加え、目でみて違和感を感じ取る力が求められる仕事です。

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