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就職前にチェック!パンタグラフはなぜ必要?

こんにちは!三重県四日市市を拠点に、愛知県名古屋市などで鉄道電気工事の事業を行っております、名泗架線工事株式会社です。
私達は鉄道関係の仕事を通して、人々の生活の一部を支えているという誇りを持って日々業務に努めております。
今回は、パンタグラフについて詳しくご説明していきます。

パンタグラフとは

遠目電車
パンタグラフとは、車両の屋根の上についている装置です。
電車や電気機関車は通常、線路の上に架設された電線から電気を採り入れ、これをモーターに送って走っている集電装置です。
架線に流れる電気を安全に供給し車両に取り込み、安定した高速運転を支えており、環境や走行速度による変化に耐えるための機構・素材が求められます。
このように電線から電気を供給している方法を、架空線方式と呼びます。

パンタグラフの仕組み

パンタグラフは、走行するときバネの力で上昇させ、架線に触れた状態を維持させながら架線と接触することで電気回路を構成し、電車に電気を取り込むという仕組みです。
車両基地で休んでいる時などの運転停止中は電気を使用しないため、空気の力で下降させて折りたたんだ状態にして架線と接触させないことで、電気を取り込まないしくみになっています。
パンタグラフが下降している状態は通電していないので感電の危険はなく、モーターに電源が来ないため誤動作がないなど、安全装置が働いているので安心です。

パンタグラフの歴史

パンタグラフの種類は、昔は日本ではひし形が主流でしたが、時代と共に改良、形状の変化をしてきました。
現在はシングルアーム式を見かける事が多い印象ですが、以前はどのようなタイプがあったのでしょうか。
まず、シングルアーム式は1950年にフランスで開発されました。
ひし形を半分にしたような形状で、ひらがなのくの字に似ています。
コンパクトでメンテナンスが容易のため使い勝手もよく、現在はこちらが主流となっています。
下枠交差形は、シングルアーム式以前に採用されていた形状です。
折りたたんだ際にコンパクトになるのが特徴で、分散式冷房機器を搭載した車両、屋根の上に他のパーツが多い交流、交直流の車両などに多く使用されていました。

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