鉄道の安全な運行を支える3つの部品
こんにちは! 三重県四日市市を拠点にJR鉄道電気工事といった電車線工事を手掛けております、名泗架線工事株式会社です。
このコラムコーナーでは、弊社が手掛ける鉄道工事に関するいろいろな情報を発信しております。
今回のテーマは「鉄道の安全な運行を支える2つの部品」についてです!
人びとの安心・安全な電車の利用を陰から支える2つの部品がございます。
今回は、いぶし銀ともいうべき存在のそれらを一つ一つご紹介していきます!
がいし
「がいし」とは、電気の通り道を制限することで電気がスムーズに流れるようにする、ガラスや磁器・合成樹脂でできた器具のことです。
電柱や鉄塔についてある白いそろばんの玉のようなものががいしです。
線路の上にある電線や電車のパンタグラフにもがいしが備わっています。
電柱や電車を伝って地面へと電気が逃げてしまうことを防ぐためにがいしが付いているのです。
ちなみに、線路の上の架線支持に使用されるがいしは「懸垂がいし」といい、傘状の磁器の上下にセメントで連結用金具が接着されたがいしが使用されております。
懸垂がいしを含めいくつかの種類のがいしは一部がひだ状になっており、雨水などによって電気の通り道の制限効果が阻害されないような工夫が凝らされています。
ハンガー
ハンガーとは吊架線とトロリー線を繋ぐ金具ですが、ただ吊るすだけの道具ではありません。
猛烈なスピードで通過する新幹線の勢いや突風などによって、トロリー線が揺れて線路と水平な位置を保てなくなってしまうのを防ぐ役割を担っています。
トロリー線にはさまざまな種類があり、太く重さのあるトロリー線を吊るすのにも耐えられるようバネユニットが備えられたハンガーなど、ハンガーにもまたいくつかの種類がございます。
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